こんにちは! さくら建築です。
これまでも医療という立場から「自分らしく生きることができる社会」の実現を目指して、救急医療一辺倒だった社会情勢をリハビリテーションによる社会復帰への道程をモデルケースとして示し、厚労省と連携しながら医療保険制度の大幅変更を含めるロードマップ作成にかかわってきました。その後も退院後のフォローアップとしての在宅介護、救急救命全数受け入れ体制を整えるERシステム、かかりつけ医をはじめとする地域包括医療連携制度、多種複数の医療専門職を連携させるチーム医療制度など、数々の変革で日本の医療業界をリードしてきました。ちなみにスケルトン&インフィルという建築業界で根付いてきた概念も、新病棟建設の際に考案したものです。
しかしながら、家庭内に於ける不慮の事故による死亡者数は交通事故に比べて3倍もあるという事実が立ちはだかります。この原因の多くが住宅設計の不備によるもので、毎日の活力を養うべき自宅、安心安全であるべき自宅が危険だというのは、あまりにも悲しいことです。とくに、私たちの住む備北地域では、気候的特性から拍車がかかっています。
とはいえ、古民家だからこそ求められる、気密性、断熱性、耐震性を実現するのは容易なことではありませんでした。新築では当たり前にやっていることが、古民家では実現不可能なのです。そこで、建築譚を訊ね歩き、60年前頃の棟梁達の考え方、施工のクセを読み取り、それを活かした改修方法を編み出しました。
そして、現代の生活様式に沿ったレイアウト、動線、収納を設計に反映した私のこれまでの改修実績は、すでにリノベーションと呼ばれるものになっていました。これらの経験を整理して仕様にまとめることで、一定の施工水準を保つことに成功しました。
もちろん、新築住宅においても一定の住宅性能を備えることはもちろん、時代と経年により変化する生活様式に対応できるようスケルトン&インフィルにより、間仕切りが自由に設定できる設計を基本にすることは必須です。住宅ローンを払い終わったことに資産価値がゼロになるのではなく、メンテナンスすることで資産価値が増していくポテンシャルを持たせた住宅を建築していきます。
ビジョン:
私たちは、すぐれた住宅設計を通じて、
「家庭内事故のない社会」の実現を目指しています
ミッション:
新築工事と、古民家をリノベーションすることで、
住宅性能を「次世代水準」に引き上げる
設計と技能をリーズナブルに提供します
パッション:
三月(みつき)、三年、三十年が経ってからも
「任せて良かった」と言ってもらえることが、
私たちの最大の喜びであり、原動力です